(2025/2/8)【片桐芳雄氏寄附講座】成瀬仁蔵の宗教観・再論
講座概要
講座番号 | 12402B |
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曜日 | 土曜日 |
開講期間 | 2025/02/08(土) |
時間 | 13:30~15:00 |
受付期間 | 2024/09/02(月)~2025/01/28(火) |
受講料 | 無料 |
実施方法 | 対面受講 |
キャンパス | 目白キャンパス |
会場 | 目白キャンパス 成瀬記念講堂 |
講師 | 片桐 芳雄 かたぎり よしお |
講座の内容
成瀬仁蔵が最後に到達した宗教的境地は、「帰一」でした。当初、「帰一」には、「自己と宇宙との一体化=帰一」と「すべての宗教の起源は一つ=帰一」という、二重の意味が込められました。しかし後者が、「世界的宗教」の提唱から、「デモクラシーの根本精神」へと展開したのに対し、前者は、エマソン研究やタゴールとの交流を経て「私の宗教」へと深化しました。
このような成瀬仁蔵の宗教観の、思想史的意義は何か。宗教学者・姉崎正治との関係をも視野に入れつつ、あらためて検討したいと思います。
講座スケジュール
回 | 実施日 | 内容 | 講師 |
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1 | 2025/02/08(土) | 成瀬仁蔵の宗教観・再論 | 片桐 芳雄 かたぎり よしお |
講師紹介
- 片桐 芳雄 かたぎり よしお
- 日本女子大学名誉教授
- 専門は教育史・教育哲学。教育学博士(東京大学)。著書に『評伝・成瀬仁蔵―女子高等教育から「社会改良」へ―』(風間書房、2021年、日本女子大学創立120周年記念出版)等。